バンクーバー生活情報とあれこれ

バンクーバー在住歴25年のHanaの個人的見解

植民地化したリッチモンドの行く末

f:id:hahacanada:20210718035900j:image

ボーっとしてたら、いつまでたっても電車にも乗れない様な東京から、ひょっこりカナダにやって来た“都会っ子(?)“にとって、それは一種のカルチャーショックだった。

 


Safewayで精算の為に並んだ列が、一向に進まないのだ。長い列の先頭では、キャッシャーとお客の楽しいおしゃべりが止まらない。10分経って3歩前進のみ。なんだ、このペース?

 


これは、紛れもなく東京っ子にとっては異常で、でもどうもこの国では日常らしい。だってみんな柔かに待ってるもん。それどころか、あんたも、あんたもキャッシャーと楽しそうにおしゃべりか?

 


ここでは絶対暮らせねえ〜。

 


もちろん、不機嫌なキャッシャーと、目も合わさないように買い物をする日常がいいわけはない。そんなことは分かっているけれど、何事にも適度が大事じゃない?と思ったわけで、 “孫の今日の出来事“まで話が発展すると、おいおい冗談じゃねーぞと、ひっくり返りそうになった。

 


あれからもう30年近く経つ。態度に出して文句言うほどの根性も語学力も無かった 若き乙女は、立派に図々しいばばぁに成長し、リッチモンドは完全に中国の植民地となった。

 


どこに行っても醤油や豆腐が買える時代になり、今やキャッシャーと長々と話をする人の姿さえあまり見かけない。昔、2つの事を同時に出来なかったキャッシャーが、やっと支払いのトランザクションを待っている間に商品を袋詰めするという技(!)を覚え、必要な事しか言わず、黙々と仕事に専念している。

 


植民地化されたリッチモンドにおいて、古き良き時代は終わった。Time is money。スピードは、サービスだ。上等じゃないか!しかし、ふと思う。我々は、何を失くし、何を手に入れたのだろう?

 


中国の香港への弾圧により、金持ちの香港人がさらに、またカナダに続々と入ってくるらしい。“本当にまだ受け入れるの?“と思うけれど、どうもカナダ政府は止まることを知らないらしい。で、善良なるマイノリティは、立ち並ぶ新築マンションを見上げて、ため息ついて、こう言う。

 


“あーあ、さらにマイホームが遠のくなぁ〜”

 


〜捕捉〜

ちなみに、友人の情報によると、リッチモンドのSave On Foodのレジで商品を載せるベルト・コンベアが、他の地域の店と比べて、低いらしい。へえ〜

そこまでさせる中国人の存在感と言うやつは、恐ろしい〜

 

 

 

 

バンクーバーからの“おいしい寿司くいてぇ〜“

今週のお題「寿司」

 

おいしい寿司食いてぇ〜と言う願望は、海外に住んでいる身にしてみれば、それはもう切実。このコロナ禍で、日本に帰国することもままならず、おいしいお寿司、しばらく食べてないなぁ。

 

“Sushi”と言えば“Karaoke”と同じ位,

英語の単語化している日本語。それほど寿司やカラオケは、日本人以外の人々にとっても身近なものであると言う事。

 

バンクーバーにも、お寿司屋さんは数え切れないほどある。アジア系の人がレストランを始めようとした時、お寿司屋さんが1番手っ取り早く、成功率が高いって知ってる?

 

ど素人のアジア人がいきなりイタリアンやフレンチのレストランを始めるとしたら、そのハードルは高く、さらに成功率はかなり低くい。でもお寿司なら、とりあえず魚さえさばけるようになれば、ご飯炊いて、すし酢かけて、丸めて、その上にお刺身のせて並べるだけ。ちょっと器用であれば意外と簡単に寿司もどきは作れるのだ。そして、“Sushi”と言う看板出すだけで、そんなざっくりなもので、結構それなりに成り立ってしまう。

 

シャリの酢の効き具合がどうだの、米と米の間の空気の入り具合がどうだのこうだのとこだわるのは日本人だけ。

ぎゅうぎゅうに握られたデカいシャリの上に、日本の2倍はあるであろうサーモンの刺身が乗っているようなお寿司屋さんに、行列ができちゃったりするわけだ。

 

なので、日本人が握っているお寿司屋さんなどほんの一握りで、しかも修行を積んだ寿司職人なんてさらに数少ない。

 

だからおいしい寿司くいてぇ〜〜。

 

お願いだから、日本の皆さん、緊急事態宣言が出ているのだから、家でおとなしくしていて下さい。みんなで早く頑張ってワクチン2回打ってください。

そうしてくれれば、コロナは収束し、そうなってくれた暁には、日本に行っておいしい寿司をたらふく食ってやる〜。

 

f:id:hahacanada:20210714032918p:plain

Little Townとドーナッツ

f:id:hahacanada:20210709043450p:plain


バンクーバー近郊の北と南の端っこの入江に位置する2つの似通った小さなかわいい町、Deep CoveとSteveston。そして、そこのドーナッツの話。

 


(ドーナッツ🍩)

Deep Coveは、North Vancouverの最北端の入江にある古き良き時代を彷彿とさせる小さな町で、入江沿いにハイキングコースがあり、地元でも人気のスポット。そこで有名なドーナッツが、Honey Doughnuts  and Goodies。昔からある近所で評判のドーナッツ屋さんで、たまたま訪れたセレブが、“これおいしいよ”とツイートして以来、行列のできるお店となったらしい。

 


そのお味はと言うと、それはもちろん人が並ぶくらいだからおいしい。Krispy Kremeのようにふわふわしたドーナッツではなく、ぎっしりずっしりで、中はサクサクといった食感。確かに美味しいけどかなり甘い。そして、不思議とどこか懐かしい味がした。どこで食べたっけこの味?そうだ、昔子供の頃、お家でホットケーキミックスで作ったドーナツの味だ!甘いけど、これはこれである意味素朴で充分ありだ。

 


(ドーナッツ🍩🍩)

Richmond の最南西端のSteveston は、フレーザー川河口に位置する港町。映画のシーンで使われるくらいノスタルジックな小さなコミュニティーで、観光スポットとしても最近ますます注目を浴びている。そこから少し南に行った所に、知る人ぞ知るのDiplomat Bakeryがある。アイルランド出身のパティシエ兼オーナー が作るケーキは評判が高く、個人的にはティラミスのフアンで、高級イタリアンレストランのデザートで出てきてもおかしくないクオリティーで絶品。そんなパティシエが作るドーナッツ。

 


娘が、おいしいおいしいと称賛した抹茶ドーナッツ。けれど、1個4.99ドルだと聞くと、一気に意気消沈。ありえね〜。4.99ドルのドーナッツありえねぇ〜。その時点で、“おいしいドーナッツ“と言う存在は記憶から消された。

 


それから数ヶ月経つこと、たまたま娘と散歩に行っていて、たまたまDiplomat Bakeryの側を通り、たまたまその日はごっつう機嫌よくて、なんとドーナッツを2つ購入する羽目に。選んだのはもちろん例の抹茶ドーナッツと迷った挙句のアールグレー。おいしいものって食べた瞬間に体が反応して、“これ好き”って思うじゃない?それそれ!要するに、Honey Doughnuts  and GoodiesやKrispy Kremeを食べた時とは違う。これをドーナッツと言うカテゴリーで括っていいのだろうかと思うほど、上品な味。甘さ控えめで、サクサクでもふわふわでもなく、そう、しっとりクリーミーなのだ。 ドーナッツのふりした高級デザートとでも言おうか。なんでドーナッツでなければならないのか、はたまたドーナッツだからStand Outするのか。

 


昔おいしいと思って紹介したまあまあこってり系ちぢれ麺のラーメン屋さん。反応はイマイチ。そう彼女はバリバリとんこつストレート麺の福岡人。食の好みは本当に千差万別。だから、過度の期待さえ持たなければ、Stevestonまで来た際には、話のタネに、一度Diplomat Barkeryのドーナッツをトライしてみる価値はあるかもしれないと思うわけだ。

 

f:id:hahacanada:20210712045002j:plain


〜後日談〜

現時点でコロナの影響で抹茶が手に入りにくく、抹茶ドーナッツが常時あるわけではない。非常に残念。

刃が命のNinjaのブレンダー

f:id:hahacanada:20210709043450p:plain

Ninjaのブレンダー

 

最近、今更ながらスムージーにハマっている。

 

仕事を辞め、増え続ける体重も体重だが、時間も時間だ。やたらある。その時間をどうやって使うべきか考えた挙句、やっぱこれからは長生きするための健康じゃない?と言う結論に至った。

 

 

やたら長生きする事に疑問はあるものの、取り敢えずその為にできる事は運動と食生活。運動は有り余る時間を使ってただ歩くように走る。人はそれを歩くと言うが私はこれを走ると言う。まぁいい。

 

 

次に食生活だけれどこれが難しい。例えば持病があって食生活を制限しなければならないのならまだしも、自主的に食生活に制限を加えるなんてあり得ない。だから"食生活にちょい気ー使ってます〜"モードでスムージーを始めた。"結局スムージーでいつもの2倍のフルーツで糖分摂りすぎだよね"からの、"いつも食べないほうれん草やセロリを食べれるもんね"。

 

 

前置きが長くなったが、スムージーを作る為にはブレンダーが必要なのだよ。そこでブレンダーの市場調査に入ったわけだ。何かを購入するに当たって、徹底的にその市場調査を行い、ベストバリューをベストプライスでゲットするのがモットー。ここはそれ、あるではないか無駄にあるたっぷりの時間が。

 

 

調査(1) やはり何と言ってもブレンダーは歯が命、いや刃が命。その刃で、間違った選択をしては"安物買いの銭失い"。やはりここはちょっと値段は高いがその刃に定評のあるNinjaで行くのが賢明。

 

 

調査(2) 次に私がこだわったのはそのサイズ。キッチンカウンターは出来るだけすっきりとしていたい。物がなければ掃除も簡単で清潔、さらに見た目も綺麗。ブレンダーもキッチンに出しっぱなしではなく、出来るなら使う時にだけ出して使いたい。だから重くてでかいブレンダーは避けたい。

 

 

残念ながら高級感のあるNinjaのブレンダーはでかい。そこでアマゾンで見つけたのがこのNinja のコンパクト版ブレンダー。トップのモーターは小さく、また大小と作る量によって使い分けることの出来る2種類あるコンテナも軽い。しかも、Ninjaの立派な刃がいっぱい付いてる!そして何よりも値段が安い。通常価格CAD74.99の所アマゾンでCAD49.99で購入。その後カナディアンタイヤでセールでCAD49.99で発見。いずれにせよCAD49.99がベストブライスで、間違いなくお買い得。

 

 

ずっしり存在感のあるブレンダーが好きって人もいると思うけれど、これは、値段に対してそのパフォーマンスが非常に高く、実際使用してみてかなりの満足度。と言う事で自信を持ってお勧めできる一品です。よかったら試してみてね〜。

 

 

〜最後にちょっと付け加えたいコメント〜

初めて使った時の感想。普通のブレンダーは刃が下に付いているので、上の部分にスムージーの材料を一気に入れることができるけれど、これは縦に刃が付いているため、ちょっと材料を入れにくい。でも、ここは工夫と慣れで克服。慣れれば問題なし。

 

 

また、最初モーターを手動で押し続けなければならないのが面倒って思ったけれど、何せここはNinjaの刃。あっという間に氷さえもバキバキと砕いてしまうので、モーターを押すと言う面倒臭さも全く気にならない。なんといっても50ドル。多少の妥協はありだよね。

 

f:id:hahacanada:20210709035629j:plain


 

 

ワクチン対策、日本とカナダどっちが勝ち?

f:id:hahacanada:20210630054853p:plain

去年の3月末、バンクーバーから日本行きのフライトが週7便から3便へと減便になっただけでなく、多くのフライトがキャンセルとなり、空港から人が消えた。そして、息子が、その当時感染の爆発的拡大で大混乱に陥っていたニューヨークから、さながら戦地を後にするかのように突然帰って来た。

 

 

それはまるで映画を見ているかの如く、あれよあれよと言う間に多くの人々の生活が一転し、その時点でこんなに長引くなんて誰が想像できたであろうか。。。

 

 

ストックしていたジャワカレーも豆乳イソフラボンの化粧水も、その他もろもろ、一つ一つ底をついていった。そして、悲しいかな、未だに、買い出しままならぬ近くて遠い日本かな。

 

 

そんな中、世界は”人生ゲーム”さながら、我先にゴールすべく皆必至だ。しょっぱなから、ワクチンの確保競争に一歩遅れをとった日本は、菅首相も(菅さん、本当に頑張っているのかな?)、河野さんも、地方自治体も、企業も頑張っているのは見えるけれど、残念ながらワクチン接種において未だその遅れを取り戻してはいない。

 

 

一方、カナダは国民の約80%が1回目のワクチン接種を完了し、現時点で2回目のワクチン接種が着々と進行している。実はカナダと日本で、このワクチン接種戦略が大きく違い、とても興味深い。

 

 

カナダは、まずは、希望する全ての国民が1回目のワクチンを打ち終えることを優先し、それを持って経済を再開すると言う戦略に出た。実際、現時点で、野外でのマスクは不要、屋内でも個人の判断に任せると言うレベルになり、また7月から国内旅行、9月からは海外旅行が解禁となり、観光地のホテルはどこも予約でいっぱいらしい。着々と“脱コロナ”に向かっている。素晴らしい!

 

 

しかし、この戦略を実行するには、1回目のワクチン接種後2回目を受けるまで約4ヶ月かかるということを忘れてはならない。4週間でなく、4ヶ月だよ。実際は、2ヶ月と早まり、”早いじゃん”と言う錯覚にさえ陥ってしまう。それでも、カナダの国民はやんのやんのと言わず、とりあえず素直に政府の政策に従ったという感じ(少なくともそう見える)。私個人は、”そんなに期間をあけて有効性はどうなん?”と疑問はぬぐい切れないけれど、走り出した電車、乗るしかない。

 

 

さて、一方真面目で勤勉な日本は、もちろんファイザーやモデルナの使用方法の記載に忠実に従い、1回目のワクチン接種後、3週間で2回目の接種を受けると言う本来あるべき形で摂取を行っている。なので、日本のワクチン接種率がなかなか上がらない。それどころか、有観客でオリンピックを開催すると言うのだから、さらなる感染拡大となるのではないか本当にマジで心配している(さらに日本が遠のくよ~)。

 

 

もし日本が出だしで遅れず着々と進めていれば、現時点で2回目の接種率で、他国に後れを取っている感はなかったのかもしれない。そして、一方カナダは、今後2回目の接種を急がなければ、イギリスのように、1回接種のワクチンだけでは対応できない変異種による感染が広がるかもしれない。

 

 

このカナダと日本の”人生ゲーム”、まだまだ勝負の行方は分からない。

 


www.youtube.com (2020年5月20日と5月17日の様子)

 

 

 

 

鬱、老後を論じる

 

f:id:hahacanada:20210703115330p:plain

なぜ朝が来ると人は起きるのだろう?起きて何のために今日を生きるんだろう?深い!それは哲学かただの鬱だ。 

 

 

つい3ヶ月前まで私もバンクーバーの空港で仕事をしていた。コロナ前はとても忙く、時に1ヶ月100時間ちかく働いていたこともある。そんな時朝起きる意味なんて考えたこともない。朝起きたら仕事に行く、それを何十年も続けてきたのだから意味もクソもあったもんじゃない。そして、仕事さえしていれば、報酬とうまくいけば評価を手にし、自分の存在価値を誇示することさえできる。そんな仕事から、ある日、”はい、賞味期限切れね。ご苦労様”と置き去りにされる。それが老後だ。

その老後は誰しにもいつか必ず訪れる。そして、今更に、いや今更だからこそ生きる意味の哲学しながら、自分探しの"チューリップ”(分かるかなあ~)。老後に明るい未来はあるのか?それは死に向かう長いトンネルの始まりなのではないか?。あんたやっぱり鬱や!

 

 

”老後は第二の人生と言って、今まで粛々と働いてきた報いとして楽しむためにあるんよ。だから、仕事やめたら毎日ゴルフして楽しむのよ”と言うあなた。甘い甘い。毎日ゴルフを3ヶ月続けていたら、飽るんよ。で、”これでいいのだろうか”と哲学するんよ。そこで目的と価値を見つけた人はおめでとうございま~す。あるいは、たんまりため込んで贅沢に世界旅行するクラスの人々はもう例外、論外、問題外。それらの幸運な人々は、きっと暇を持て余さない幸せな老後切符を手に入れるのであって、それにケチをつけるつもりはない。

 

 

しかしだ、きっと多くの人が、突然老後生活に突入すると、朝起きて今日も特に予定なしと真っ白なスマホのカレンダーを呆然と眺める。そこで、”今日を生きる意味って何?”と考えだす。やば、やば、やば、これって私だけ~??

 ちょっと自分探しの旅に出てくるわ。ほな、さいなら!

 

”そこに愛はあるんか?”~店員編

f:id:hahacanada:20210702072304j:plain

娘とたまに一緒にショッピングに行く。格別仲の良い親子ではなく、どちらかと言えばアリとキリギリス、猫とネズミ。基本合わない。しかし、老後生活に突入し暇もてあまし、毎日数少ない友達に電話しまくるのもなんだし、同じ暇もてあましている娘とショッピングという成り行きなわけだ。

 

 

ところで、昔は銀座、渋谷、新宿の掛持ちショッピングは当たり前、朝から晩まで疲れ知らずで歩きまくっていたこの私がだ、最近、ショッピングが結構しんどい。だから娘とモールに行くと、煌びやかな服やバックの代わりに、モールに置いてあるベンチとトイレを目視確認している自分がいる。残念!、足と膣の衰えか~?

 

 

とりあえず、ベンチ至近距離確認後、一旦は娘の後をついてアバクロに入店。最近オープンしたアバクロに娘と来るのは2回目。残念ながら、恥や外聞皆無のシニアに突入した母は、“買えないもの見たって時間の無駄”(ほんまやで)とばかりにセールコーナーにまっしぐら。一方、優雅に新作コーナーをぶらぶらしている娘に、店員の男の子が、”この前も来たよね。あなたのこと覚えているよ”と話しかけてきたのが聞こえた。そうそう、覚えてるとも。確かに私もあんたの事覚えている。

 

 

前回、やたら人懐っこくって、娘に”やあ、君のサングラスすごくかっこいいね(まじ吹き替えセリフ)”と話しかけてきたことをしっかり覚えている。なんで覚えているかと言えば、娘が頭に載せていたサングラスなんてどこにでも売っている安物。そのどこにでもある安物のサングラスをあえて褒めるしかなかったという残念なセールステックが丸見え。あかんで、それは。試着室から出てたお客さんの似合ってもいなワンピースむっちゃ褒める昭和の店員さんや。なんでん褒めりゃあいいてもんじゃない。

さらに言ってしまえば、今回、あんた絶対覚えてないでしょう。それ、昭和の典型ナンパテク。証拠に、彼は、”あの時のサングラスの子だよね”とは言わなかっもんね。2021年、カナダにて次々飛び出す使い古された昭和テック。大変興味深い。。。

 

 

人から褒められれば、誰だって嬉しい。ちょっとした一言で、その日一日心に涼しい風が吹く。だから、私も、素敵だな、似合っているなあって思ったことは、通りすがりの人にだってわざわざ引き留めてまで言ってしまう(まじ?)。だって、言われたら嬉しいじゃん。なんで嬉しい?そこに愛があるからや。そこに誠意があるからや、おかみさん。計算から生まれた言葉で人の心はつかめないのよ、坊や。

 

 

友達にこの話をした。彼は純粋にそのサングラスがいいと思い、彼は本当に娘のことを覚えていたのかもよと。 そうかもしれない。。。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

菅さんよ、あんたの外交政策それでいいんか?

f:id:hahacanada:20210630054853p:plain

私は台湾好き。食べ物も好きだし、台湾の人たちにも親しみを感じる。人種のモザイクのバンクーバーで、さらに80%が中国人だと言われているリッチモンドともなれば、1メートル歩けば中国人に出くわす。中国人と言っても、中国本土の人、香港人と台湾人に分けられ、それぞれ別人種と言う程かなり違う。

 

 
その中で、台湾は、日本と文化が似ていてかなり馴染みやすい。とわ言えその裏には、1931年9月18日に勃発した満州事変で、日本が台湾を占領統治した事実は無視すべきでなく、心情的にかなり複雑である。その際に、強制的に日本語が公用語となり、日本の文化が台湾本来の文化と融合したのだと思う。さらっと言ってしまえばそうだけど、その際の台湾での日本軍の行為は恥ずべきであり、バンクーバーで台湾人のお年寄りと日本語で話をする機会がある度に申し訳ないと言う気持ちになる。
 
 
話は変わるが、6月23日の「羽鳥慎一のモーニングショー」で、長崎大学大学院の森内教授が、大変興味深い発言をなさった。ちなみに話は逸れるが、私は羽鳥さんの大ファン。羽鳥さんはアナウンサーのくせに(笑)よくどもる。しかしだ、司会者として控えるところは控え、言うべきところは言い、周りの空気をよく読み、そしてフォローがうまい。アナウンサーはただすらすらと原稿が読めれば良いのではなく、行き着くところは個性であり人間性であるのだなあと羽鳥さんを見ていてそう思う。
 
 
さて、森内教授の発言に戻ろう。教授は、6月23日の放送で、アストラゼネカワクチンが常温で維持できる為、訪問接種や個人病院での接種などに対応でき、大変使いやすい良いワクチンであるとおっしゃった後、日本が外交策の一環として台湾やベトナムにこのアストラゼネカのワクチンを送ったことに関して言及された。
 
 
日本は6月4日に、コロナの急激な増加に対し、ワクチンの供給遅れで苦境にある台湾に、124万回分のアストラゼネカのワクチンを無償提供した。しかし、台湾でそのワクチンを摂取し6月20日の時点で64人の方が亡くなった。それに対し中国から、「日本は、日本人も打たないような、しかも期限切れまじかのワクチンを提供した」などと言う報道が流出した。日本の好意が、なんとも無念な結果になったではないか。アストラゼネカのワクチンを打って死者が出た事と、それが日本からの供給であったと言う事には、なんら因果関係が無い。けれど、アストラゼネカのワクチンを打って64人の方が亡くなったと言う事は事実であり、その事実が反日感情を逆撫でするために中国によって利用され、日台関係が悪化してしまうかもしれないことが残念でならない。
 
 
日本には何の非もなく、それは純粋に好意あったのに。。。それが私の最初の感想だった。
 
 
森内教授は、日本で使用していないアストラゼネカのワクチンを台湾に提供したことに関し、「自国で使用し安全が確認されたもので、しかも自国で打ち終わり、さらに余っているのでそれを他国に無償提供するというのが本来のあるべき姿だ」とおっしゃった。さらに、外交的にも、そういったワクチンでないと貢献していると言う評価を受ける事は出来ないと述べられた。
 
 
この発言は私にとって目から鱗。実際冷静に考えてみれば、自分が嫌いな物や食べ残しを人にあげる事と、自分が大好きな物を本当は食べたいんだけどそれを人に上げる事では、確かに大きな違いがある。それが親しい家族や友達であればいいけれど、これはなんて言ったって外交。この森内教授の発言が日本政府に届くことを心から願ってやまない。
 
結論として何を言いたいかと言えば、人に贈り物をする時は間違っても余ったものや安いからという理由であげてはいけないと言う事。自分の身を削ってでも自分が大好きな物を送りましょう。お後がよろしいようで。。。。
 

バンクーバーでの老後と初投稿、その答えは?

f:id:hahacanada:20210629092926p:plain

人間,歳をとるに連れて何事にも「初」と言うことが少なくなってくる。日々の生活に終われるだけでなく、自分の限界を垣間見て、出来ることしかしなくなるってことかもしれない。だからこそこの「初」が結構嬉しく、ワクワクしてしまう。

 

 

 私ことHanaちゃんは、1987年にカナダのバンクーバーに移住し、結婚、出産、仕事、離婚と、みごとにフルコースをたいらげ、シニアに愛でたくなったこともあり、自称勝手に老後生活に突入した。

 

 

 しかし、いざ老後生活に突入してみると、実際、結構、なんだか、かなりつまらない。当初は、アラームをセットしない日々をこの上なく贅沢と感じ、それだけで開放感に浸っていた。ところが、いざその特権が日常となると、起きる必要もないのに、毎朝6時にはぱっちり目が覚める(あぁ残念ながら婆の証拠だ)。そして、一旦目が覚めると疲れていないからもう二度と眠りには戻れない。その結果、1日が恐ろしく長い。友達のリストも使い切り、たいして趣味もない私は、1ヵ月にていとも簡単に行き詰まったのだ。

 

 いかんいか〜ん!

 

 そこで、ちょっとここで自分を振り返えろうと、ワイン片手に自分探ししていると、「そんなこんなで国際結婚の事」や「海外の教育システムむっちゃ適当」とか、「海外で働くのって言っとくけど大変だぞ」とか、「めっちゃ面倒くさい離婚の事」とか「未知なる老後との遭遇」とか、結構色んな経験をしてるではないか。

 子供や友達とっ捕まえて、そこら辺の話をしたって疎まれるだけ。そこで、誰か聞いてと思っていたら「はてなブログ」がいいよ聞いてやるよ言ってくれてるではないか(ほんまか)。

 

 

 要は、絶対いるはずである“なんだか心が満たされず、何をしたらいいのか、どうしたらいいの分からない”人と繋がって、何かが始まればいいなと思っているわけだ。

 時間はたんまりあり、地道に一歩一歩進んでいけばその先には何かがあるかもしれないし。。。。そんなシニアらしい地味な志なわけです。