バンクーバー生活情報とあれこれ

バンクーバー在住歴25年のHanaの個人的見解

クレーマーよ、今に見とれ

チェックインカウンターで声を荒らげながら文句を言っている20歳の学生。どうも父親がエリート会員らしく、自分はいつもカウンターで席が空いていればアップグレードしてもらっていると主張する。残念ながら、ここは海外で、この空港においてオーバーソールド(座席数以上の数を売ってしまった場合)以外、フリーアップグレードなど一切行っていない。


さらに、海外では、日本ほどそうそう簡単に圧力に屈しない。出来ないものは出来ない。あそこで出来てここで出来ないと言う統一性の無さに関してはお詫びをし、さらに、他のお客様への公平性と購入してくださったお客様を尊重するという理由で、フリーアップグレードはしないと誠心誠意を込めて説明した。しかし、お坊ちゃまは、そう簡単に納得しない。

 

そのうち、ヘコヘコしない係員がお気に召さずに、あんたじゃ話にならないと、“上を出せ“と声を荒らげる若干20歳のガキ。いやいやそのガキの怒り狂う姿は、“俺様は偉いんだからお前らひざまずけ“の役員タイプのジジイのコピペで、会わずとも親の顔が見えると言うものだ。

 

近年本増えている若者クレーマー。それらに遭遇する度に、昭和のおばさんは、ひどく心が痛む。彼らを作り出したのは彼らの両親であるけれど、それをせっせと育てているのが、未だに“お客様は神様“精神が抜けきれていない日本の社会なのだ。

 

“上を出せ〜“で出て来る小さな“上“が、おおお、ハゲ丸見えだよってなくらい深々とお辞儀し、何が悪いのか分からないけれど、ただひたすら謝る。最悪なことに、さらに大盤振る舞い、何でもありーの持ってけ泥棒。要するに、ほぼほぼ、“上“とは、只々クレームに怯える護身大魔王の他ならない。

 

ホンマでっか?フロントラインが、“だめよ、無理よ、出来ません“と、そう言えと教育されているから忠実に頑張ったものを、ものの見事に簡単に覆す。

 

“フロントラインの努力は、頑張った時間は、何だったんですか?“ 。だったら、次からは、さっさと“上“を呼びましょう。何なら出だしから、“上と話したいですか?“と提案までしましょうか?となり、全ては悪循環。

 

クレーマーはどこまで行っても理不尽で、その行為は正真正銘パワーハラスメント。それに簡単に屈してしまうから、奴らは増長し続ける。そりゃそうだ。プライド捨てて、大声出して暴れれば、ビジネスクラスに座れるのだから、一旦味をしめた奴らはまたするに決まってる。この悪循環をいったい誰が止めるの?昭和の護身大魔王は絶望的。だから、フロントラインが、やっぱり悔しいから、戦うしかないと言うわけだ。

 

どうやって戦うかと言えば、

 

まずまず、毅然とした態度をとり、理路整然と理由を述べて、頑張って断ろうじゃないの。オドオドなどしようものなら、相手は即座に優位に立つから、まあ、何事も最初が肝心。けれど、上から目線で相手を見下してはいけない。“あんた何様やねん“は見透かされ、“お前の態度が問題だ“と付け入る隙を与えてしまう。あくまでも、相手は神様ではないが、お客様であることを忘れず、プロフェッショナルに徹底することが何より大切。

 

クレーマーと名がつく奴らは、慣れているから、どのぐらい声を上げ、どのくらい粘れば相手が落ちるかをよ〜く知っている。けれど、現状がその経験値を上回ると、意外と簡単に、一般的に“手がつけられない“と言うレベルへ突入する。そうなったらこっちのもの。

 

後はセキュリティーあるいは警察を呼ぼうよ。結局、手のつけられないパワハラを当事者同士で解決する事は不可能で、第三者の介入として、セキュリティーあるいは警察は適任であり、躊躇してはいけない。

 

クレーマーなんて大嫌いだ。そして、そのクレーマーをのさばらせないことは、実はそんなに難しいことではない。最終的に彼らの要求を呑まないことで、時間と体力の無駄遣いであると言うことを彼らに学ばせればいいだけのことだ。

 

若干20歳のガキは、ビジネスクラスで日本に戻っていった。そしてさらにだ、こちらでの息子への対応に不満があると、“お父様“から本社にクレームレターが届いた。それに対して、会社がなんと返事したのかは分からないけれど、やはり、日本の土壌はクレーマーにとって格好であり、今後もすくすくと育っていくのであろうか。

 

フロントラインが、頑張ってクレーマーと戦う。そして、それを“上“がちゃんとバックアップして、一緒に戦う。会社が、そして社会が一丸となって戦う!いつの日か、クレーマーに屈しない社会が来るかなあ〜、来るといいなあ〜と思っている小さな勇気の独り言である。

 

 

 

 

妹からのSOS

 


“私、ワクチン打たない“

電話の向こうで、妹が唐突にそう言った。それは自分の決断を報告すると言うよりも、むしろ同意を求めているように聞こえた。


実は、正直この予想だにしなかった彼女の発言に、私はひどくショックを受け、うろたえた。勝手に海外に嫁いで、さらにこのコロナ禍で帰国さえ出来ない役立たずの姉の代わりに、妹は、ずっと年老いた両親の面倒を見ている。2人姉妹の姉である私がすべきことを彼女がしてくれているうえに、1年前にステージ4の肺がんが発覚した父の看病まで担っている。ただ、実際、その病人の父と高齢の母を抱えてのこの発言である。うろたえないわけはない。


“なぜ受けないの?“ と、遠慮がちに聞いてみると、意外な答えが返ってきた。


“だってワクチン打って死んでる人がいるんでしょ?“


まじですか?実際ワクチンを打って亡くなった人はいる。それは事実だけれど、しかしながら、当然コロナで亡くなった人の数は、その比較にさえならない。


私は、喉まで出かけた “いやいや、それは理にかなっていないよ“  と言う言葉を、一旦グッと飲み込んだ。そんな明確な事実を理解出来ない妹ではないはずだ。だから、その言葉の裏にある本当の理由を知りたいと思ったのだけれど、冷静に考えれば理由が何であれ、妹には確かにワクチンを打たない権利がある。ただ、ワクチンを打つリスクと家で寝たきりの父がコロナにかかる確率を考え、ワクチンを打たない選択をした父の面倒を見ているのが妹で、父の命を預かっていると言っても過言ではない。だから、妹には、どうしてもワクチンを打ってもらいたい。なのに、負い目を感じる私は、その一言を躊躇してしまう。


カナダでは、ワクチンを打たない人が約25%程いて、ワクチン接種率が所謂頭打ちになっている。それらの多くの人は、ただ漠然と、将来起こるかもしれないワクチン接種による後遺症を心配している。そう、確固たる信念や理念に基づいてと言うよりも、ただ何となく心配しているのだ。


その証拠に、10月からワクチンの2回接種の証明書がなければ、レストランやバーや娯楽施設が利用できなくなると政府が発表するやいなや、後遺症の心配はどこ吹く風で、突然ワクチン接種の申請が殺到したと言う。背に腹は変えられないってか?なんだか、笑ってしまう。今後、世界において、この様なワクチンパスポートやワクチン証明書の提示が常識となる日常が必ずやって来る。


今やデルタ株よって、ワクチン接種率が90%から95%にならなければ、集団免疫を取得することができないらしい。そして、その集団免疫を獲得する事がコロナを克服する唯一の手段であることを、私たちはもっときちんと認識するべきだと思う。


日本は、インドやチリのように、国民の多くが感染し、多大な犠牲者を出すことによって、その集団免疫を取得したいのだろうか? それとも、ワクチンを接種することによって集団免疫の獲得するのか、そんな簡単な選択を今しなければならないだけのこと。

 

ワクチンを打たないと言う妹。結局、それをどうしても、個人の選択で片付けてしまうことが出来ない姉。カナダに住んでいるから、コロナ禍だから、行けない、何も出来ない。。。。。

 

“結局、いつも逃げているよね“  妹の一撃が突き刺さる。

 

咄嗟に、脈絡なしに、“やっぱりワクチンを打ってほしい“ 私はそう口走っていた。

 

“お姉ちゃんにそれを言う資格ないよ“

 

お互い今まで言えなかった一言がやっと言えたことで、せき止められていた川が一気に流れだすように、妹が涙ながらに話し出した。経験した人だけにしか分からない介護の実態とその苦労、行き場のないストレス、自分一人で抱え込まなければならない理不尽さ、そして、孤独。

 

妹のワクチンを打たない本当の理由が、そこにあった。


嘘のように、なんだかすっと霧が晴れたように視界が広がった。何はともあれ、取り敢えず、大切な家族のもとに行く。そこから、何が出来るか考えよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Whistlerに行ったらここは外せない-PurebreadとJoffre Lake Provincial Park

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スーツケースを、パタンと開けると、こぼれ出た洋服の中から、飲みかけのワインのボトルが顔を出した。

 

“ただいま“

 

帰って来ちゃいました。いつものソファーで、改めてコロナによって奪われていた旅行の素晴らしさの余韻に浸った。旅行といっても実は、たかが車で2時間位のドライブで行けるウィスラー。ウィスラーと言えば2010年冬季オリンピックが行われた場所で、冬はスキー、夏は避暑地として人気が高い。国内旅行の規制が解除された8月のウィスラーは、人類は完全にコロナを制したに違いないと錯覚してしまうほど、人でごった返しているばかりか、マスクをしている人さえ見かけない。

 

まぁせっかくの旅行なので、コロナの行方は一旦忘れて、まずは、Purebreadで、腹ごしらえだ。Purebreadは、元々ウィスラーの小さなローカルのベーカリーで、美味しいと噂が人を呼び、いつ何時行っても行列が出来る人気店となった。行列と言うと、とりあえず並んでしまう日本人。30分待ってやっと自分の番が来た。ちょっとドキドキする。だって、デザートのペーストリーから調理パンまで、少なくとも40種類はありそうな陳列から選ばなければならないんだもの。うれしい悲鳴。どれを見ても、どうしても味見してみたくなるようなものばかりで、何にしようと、財布の紐と相談しながらパニック状態に落いてしまう。

 

ゆで卵一個丸ごと入った“Bacon and Egg“は、7ドルもするけど、卵好きにとっては外せない。ベーコンの香りとその塩っけ、チーズがちょっと焦げていてカリッとするところなど最高。王道の“Chocolate Almond Croissant“も、甘すぎない上質のチョコレートとカリカリのクロワッサンのコンビネーションが絶品で、どこにでもありそうで、でも絶妙に何かが違う。これを無視することは不可能。陳腐な表現となるけれど、並んででも1度は食べてみる価値があるお店である事は確かなので、お見逃しなく。

 

  • Tip 1-Whistler Village にあるPurebreadで人気のパンをゲットする為には、お店は8時にオープンするので、少なくとも10時前に行べし。そうすれば、“残念、あれがない“とがっかりすることがないかも。

 

  • さらに、実は、本店がWhistler VillageからSquamishに向かって, 車で10分ほど行ったところにある。本店と言っても、小さなお店なのだけれども、少し離れていることもあり売り切れと言うことが滅多にない。もしウイスラーで買いたいものが買えなかった時は、帰りがけにここによって購入することも可能である事を覚えておこう。

 
Purebread Whistler店 
4338 Main St #122
Purebread本店
(1040 Millar Creek Rd, Whistler, BC V0N 1B1)

 

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さて、この旅行のメインイベントは、WhistlerからPembertonに向かって、車で約1時間のところに位置する Joffre Lake Provincial Park。Lower, Middle, Upperと3つのエメラルドグリーンの湖を見ることが出来るこのハイキングコースは、人気が高い。

 

この国立公園は、6月から10月まで開いていて、現在コロナで1日の人数制限がされている為、One Day Passを入手しなければならない。One Day Passは無料なので、下記のサイトから必ず入手しよう。

https://bcparks.ca/reserve/day-use/

 

  • Tip 2-予約はその当日と翌日のみで、朝7時から登録することができる。土日はすぐに売り切れとなってしまうので、例えば、土曜日行く予定であれば金曜日の朝7時にサイトで入手する事をお勧めします。

 

旅行ガイドブックにハイキングコースとして、難易度“中“として載っているこのJoffre Lakeだけれど、決してなめてはいけない。特にMiddle Lakeに着く前の30分はかなりの傾斜で、3段ほどの階段が1m間隔で続き、ハイキングに慣れていない人にとってはかなりの頑張りどころ。そこをなんとか乗り越えると、とっておきのご褒美が待っているので、無理をせず、少し座って休みながら行こう。180度に広がるMiddle Lakeは、“綺麗だ“の一言に尽きる。ヘトヘトになりながら、“なんでこんなしんどいことしてるんだろう“と真剣に後悔し出す丁度その頃、突然目の前に現れるエメラルドグリーンの湖。

 

“やったぁ~“と叫ばずにはいられない!ピンと澄んだ空気の中で、厳粛にたたずむエメラルドグリーンの湖は、どこまでも深く、そして静かだ。”本当に頑張った者だけが見れる風景なのだ”と思うと、さらに感動が増す!View Pointで少し休憩した後、”もう一踏ん張り”とUpper Lakeを目指す。途中、降りて来る人が、“もうすぐしたら見ごたえのある大きな滝があるわよ。頑張って。Upper Lakeまで行く価値は十分にあるわよ。“と声を掛けてくれる。

 

“よっしゃ、もう少し頑張るぞ~“Middle Lakeから10分で、壮大な氷河の滝。さらに10分後に氷河が溶けて湖に流出しているのが見えるUpper Lakeに着く。氷河をこんな近くで見ることが出来るのは、ここまで頑張って登ってきたからで、感動!正直、エメラルドグリーンの湖を見るにおいては、Middle Lakeまでで充分と言う気もするけれど、やはりここは、氷河を見て、最後まで成し遂げたと言う充実感に浸ってもらいたい。

 

  • Tip 3-まず何よりも平日、特に火曜日と水曜日が穴場で、朝早く出発することをお勧めする。朝8時にオープンするので、圧倒的に人が少ないオープンと同時にハイキングを始めたいものだ。理由は、まず、Middle LakeにView Pointがあるが、10人も立てば一杯になるくらいのスペース。さらに、Upper Lakeにおいては、ViewPointは無い。1番景色の良いところに立つためには、1組ずつ順番待ちをしなければならないような状況。平日の開始と同時に始めれば、その神聖なる景色をほぼ独り占めし、ゆっくり静かに楽しむことも不可能ではない。さらに、パーキングスペースもそれほど大きく無いので、パーキングも簡単で、良いことばかり。全く、早起きして3文の得をしようではないか。

 

ハイキングの醍醐味はそのご褒美。大抵は、とっておきの美しい風景を見ることができるのだけれど、このJoffre Lakeは特別だと認めないわけにはいかない。カナディアンロッキーに行けば何の苦労もすることもなく見れるエメラルドグリーンの湖。でも、それを頑張って登って、やっと見れるところに、他には代えがたい醍醐味と意義と感動があると思う。是非貴方も一度経験してみては?

コロナ禍日本へ帰国するに当たって知っておかなければならない事

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日本のコロナ感染者数は、8月13日現在で5000人弱で、感染拡大が止まりません。緊急事態宣言が出ているにもかかわらず、人流の抑制が出来ないばかりか、ワクチンの供給が追いつかないため、ワクチン接種に歯止めがかかり、感染拡大は広がる一方です。

 


“こんなに頑張ったんだからもう限界が来て当たり前“と報道がいうと、“そうだ、そうだ。限界だ“と、大義名分を手にした人々がこぞって街へ繰り出し、飲食店が緊急事態宣言を無視して夜遅くまでお酒を提供している。

 

緊急事態宣言慣れして緊張感がないことも分かるし、飲食関連の方々の厳しい状況も理解できます。ただ、本当に日本はこれでいいのでしょうか?

 


カナダは順調にワクチン接種が進んでおり、7月からは国内旅行が解禁となり、9月からは海外旅行の規制も無くなります。ただ、まだまだ厳しい日本の状況下、帰国は、もうしばらく辛抱が必要なのではないかと思いますが、それでもどうしても帰国しなければならない方々の為に、現時点で、日本へ帰国するに当たって、どの様な準備をしなければならないのかをお話ししましょう。

 


1. PCR 検査-72時間以内ってどこから数えるの?

 

まず皆さんもご存知だとは思いますが、日本人でも帰国に当たって、国際線の出発時刻まで72時間以内におこなったPCRの検査が必要となります。

 

例えば、8月20日にANAのNH115便で帰国するとします。出発時刻が午後4時40分なので、8月17日の4時40分以降にPCRの検査していなければならないと言うことになるのです。 PCRの検査を行った後, 結果が出るまで、12時間から24時間かかると言われています。なので、万が一飛行機が遅れた時を考慮して、18日の4時40分過ぎか、あるいは19日の朝早くにすることをお勧めします。通常飛行機の遅延により、検査結果が72時間以上になってしまった場合でも、本来の出発時刻を示した予定表などにより飛行機の遅延が証明できれば、新たにPCR検査を受けずに、入国出来るはずなのですが、それでも、コロナ禍、規則がいつ変更になるか分からない為、不安材料は一つでも回避したいものです。

 


また、ビクトリアやカルガリーなど国内線を乗り継いでバンクーバーから出国する場合は、国内線の出発時刻ではなく、国際線の出発時刻から(例えば、NH115便の出発時刻である4時40分)72時間以内に受けたPCRの検査が必要となります。国内線のチェックインの際にPCRの検査証明書を見せなければならないので、検査のタイミングが少し難しくなります。

 


2. PCR証明書はどこの病院や施設でも同じ?

 

さて、次にPCR証明で日本政府が認めた検体や検査方法と、認められていないものがあります。PCR検査を受ける際は、下記の表(添付2)を参考に、どんな検体や検査を行っているのかにも細心の注意を払って、適切な病院や施設を選びましょう。

 


3. 日本で検疫を通過する際に必要なQRコードって何?

 

日本到着後、検疫を通過する際に、厚生労働省によって施行されている“新型コロナウイルス感染症対策 質問票回答受付“で、必要事項を記入して入手するQRコードを提示しなければなりません。下記のアドレスに入って、事前に入手することをお勧めします。


*新型コロナウイルス感染症対策 質問票回答受付のサイトアドレス

https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/

 


4. 日本到着前にダウンロードするいい3種類のAPP

 

さらに、入国の際、1.健康居所確認アプリ(MySOS)、2. Google Map等で位置情報の設定・保存、3. 接触確認アプリ(COCOA)の3種類のAPP(添付1参照)をご自身のスマートフォンにダウンロードする必要がありますので、これも事前にインストールしておきましょう。

 


5. 14日間の隔離と公共の交通機関

 

到着後、抗体検査を受け、その結果が陽性であれば政府の用意した施設で隔離します。検査結果が陰性であれば、ご自身が指定した場所(自宅やホテル)で、14日間の自主隔離を行わなければなりません。公共の交通機関は一切使用できないので、家族や友人の方がピックアップに来てくれるか、あるいは、ご自身でハイヤーを手配する必要があります。また、コロナ専用エアポートリムジンバスが指定されたホテル間を巡行しているので、ホテルにて隔離される方は確認してみて下さい。

 


6. 大阪や福岡などにご自宅がある方はこんな方法で帰国出来ること知ってる?

 

大阪や福岡などにご自宅のある方は、成田や羽田到着での帰国はなかなか難しくなります。そんな際、大阪や福岡などに乗り入れている航空会社を使えば、14日間の隔離を自宅ですることも可能となります。例えばEVA航空は、Taipeiから関西国際空港に運行している為、Vancouver-Taipei-KIX(関西国際空港)で大阪へ直接乗り入れることが出来ます。また、大韓航空は、Incheonから福岡に運航しているので、Vancouver-Inchon-Fukuoka で福岡に乗り入れることが出来るのです。

 


海外に住む人間にとって、このコロナで一挙に日本が遠くなりました。ただもう少しの辛抱だと思います。日本でもワクチン接種が進み、来年には通常の帰国が出来るように願ってやみません。そして、どうしても今帰国しなければならない方々、万全の準備を整え、安全かつストレスの少ないご旅行が出来ることを心より願っております。

 

 

(添付1)

 

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(添付2)

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有効な検体証明書として認められる要件


検体

-Nasopharyngeal/Nasopharynx(Swab/Smear)

  Rhinopharyngeal /Rhinopharynx(Swab/Smear)

  鼻咽頭ぬぐい

-(Deep Throat)saliva唾液

-Nasopharyngeal and Oropharyngeal (Throat) (Swab/Smear)

  鼻咽頭ぬぐい・咽頭ぬぐいの混合

 

検査方法

-Nucleic Acid Amplification Test (RT-) PCR) 核酸増幅検査 (RT-) PCR法

(Real time (RT-) PCR, Q-PCR,Fluorescence-PCR, Multiple-PCR)

-Nucleic Acid Amplification Test (LAMP) 核酸増幅検査 LAMP法

-Nucleic Acid Amplification Test (TMA) 核酸増幅検査 TMA法

-Nucleic Acid Amplification Test (TRC ) 核酸増幅検査 TRC法

-Nucleic Acid Amplification Test(Smart Amp) 核酸増幅検査 Smart Amp法

-Nucleic Acid Amplification Test(NEAR) 核酸増幅検査 NEAR法

-Next Generation Sequence 次世代シーケンス法

-Quantitative Antigen Test (CLEIA/ECLEIA) 抗原定量検査

 

有効な検査証明として認められない主な例

 

認められない検体

-Nasal(Swab/Smear)鼻腔ぬぐい

-Oral (Swab/Smear) 口腔ぬぐい

-Throat (Swab/Smear) 咽頭ぬぐい

-Mid-Turbinate Nasal (Swab/Smear)中鼻申介ぬぐい

-Nose鼻ぬぐい

-Gargle Waterうがい液

-Mixture of Sample of A and B 鼻咽頭ぬぐい・咽頭ぬぐいの混合検体を除く、複数カ所から採取した検体の混合検体

(例)

       Nasal and Throat (Swab/Smear)鼻腔・咽頭ぬぐい

       Pharyngeal and Nasal (Swab/Smear)咽頭・鼻腔ぬぐい

       Nasal and Oropharyngeal (Swab/Smear) 鼻腔・口腔鼻腔ぬぐい

 

認められない検査方法

-Antigen (test/kit)抗体検査

-Rapid Antigen (test/kit)迅速抗体検査

-Antibody (test/kit) 抗体検査

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72歳、彼女の人生最後の大勝負

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

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あの日、久しぶりに、彼女とお茶をしようと待ち合わせた。彼女とは、20年来の友人で、年が離れていることもあり、べったりとした付き合いではないが、姉の様に慕っている存在だ。

 

夏のバンクーバーは、眩しい太陽が肌に突き刺さるにも拘らず、体温計は23度を指し、透明で涼しい風が、2人が座っているテラスを吹き抜ける。

 

彼女は、乗っけから、近年更に急斜を増した目尻をくしゃくしゃにしながらこう言った。

 

“彼が出来たのよ。今一緒に住んでるの。“

 

いきなりの不意打ちの右フック。まさか、そんな報告を受けるとは思っていなかった。さらに、彼女は、私の驚いたリアクションを完全に楽しみながら、悪戯げに顔を覗き込んで、

 

“彼ね、15歳年下なの。“ と付け加えた。

 

私は思わず頭の中で計算をしてしまった。5、57歳じゃん。

 

“じゃあ、今はマキさんの家に住んでいるの?“ 。

 

彼女は、“そう“と再び嬉しそうに頷くと、さらに、“で、彼って白人なの。“ と言いながら写真を見せてくれた。

 

またもや意外な発言。何と言う理由はないが何故か、白人であると言うことにも驚いた。

 

私の知っている彼女は、そんなタイプではなかった。そんなとは、どんなかと言えば、要は以前の彼女から男の気配を感じたことがなかったし、聡明すぎて男なんてくだらないと鼻で笑うタイプだとなぜか思っていた。

 

彼女が若い頃、日本で小さな不動産屋を経営していたご主人を亡くしている。お店での事故と言う風に聞いているが詳しい事は知らない。詳しく話したがらない理由がきっとあるはずだから敢えて聞くこともなかった。きっと失意のどん底にあっても、彼女は、強かったのだろうと思う。その後、彼が残した財産で、投資移民としてカナダに来た。もう40年も前のことだ。それから、ずっと1人で、子供もいない。

 

特に洋服に気を使うでもなく、いつもすっぴんで、でも背筋がぴんと伸びていて、その話し方は自信に満ち溢れている。ちょっと男っぽくて女が憧れるタイプ。まさかその彼女が。想像もつかなかった彼女のもう一つの顔に出くわし、狼狽えてしまった。

 

そう、今まで彼女さえも知らなかったもう一人の彼女。

 

ある日、“君の笑顔は素敵だよ“と言う彼の陳腐な魔法のセリフにまんまと引っかかり、知らず知らずのうちに長年封印していた、きっとそのまま消滅するはずだった彼女の中の女が、いとも簡単に息を吹き返したのだ。

 

“これは、果たして、よいニュースなのだろうか、悪いニュースなのだろうか?“と心の中で自問自答しつつ、私は友達として何を言うべきなのかを模索していた。

 

人が誰かを好きになり、幸せの絶頂にある時、友達として発する一言が、長年培ってきた友情を簡単に崩壊させる破壊力があることを私は知っている。

 

彼女は続ける。

 

“彼は、仕事をしていないから、料理も掃除もてくれるのよ。優しいのよ。“

 

要は、優しいけど、仕事もしていなければ、貯金も、財産もない。だから、彼はこう言う。“僕にとって君がすべてなんだ“。そりゃあ、そうに違いないだろう。

 

言っておくが、彼女は、理性も客観性もちゃんと持っている早稲田出の聡明な女性だ。彼女は冷静であるはずだ。でも、ただ、準備体操もしないまま、いきなり冬の海に飛び込む様で、もしかして万が一、何かが間違っているかもしれないし、その警告は鳴らすべきだと、心の声が囁く。そして、結局、その声に押される様に、私は切り出した。

 

“彼は、財産目当てだよ。“ 

 

口にしてしまうとなんて嫌な言葉だろう。心の底から彼女のことを思って言っている言葉なのに、その言葉が私の口から出た途端、嫉妬しているかのごとく汚いものに聞こえ、“あ〜、しまった。こんなこと言わなればよかった。“と一瞬にして後悔した。

 

すると、今までの屈託のない笑顔が消え、最近特に目立ってきたシワのある手をじっと見つめながら、静かにこう言った。

 

“分かっているよ。“

 

そうなのだ。やっぱり彼女は分かっているのだ。だって彼女は聡明かつ冷静だもの。彼女は、私たちが勝手に想像する、見境のない恋に狂ったババァじゃないのよ。

 

“それは本当の愛じゃないよ“と、この聡明な彼女に私はなんて馬鹿なことを言ったのだろう。じゃあ、一体、本当の愛ってなんだろう?

本当の愛を見つけたと思って結婚しても、散々お金で揉めて別れることもある。本当の愛と信じて結婚しても、一緒にいる意味さえも分からないくらい惰性で続けている結婚生活もある。愛していると言いながら、その裏で財産の値踏みをしたことが無いとは言わせない。どれが、何が、本当の愛だと言うのだろうか。

 

彼女は続ける。

 

“いいの。私が死ぬまで、彼がやさしく私を大切にしてくれるならば、それでいいの。“ 

 

どうせ彼女が死んだら行き場のない財産だ。薄い血縁を手繰り寄せてたどり着く、会ったこともない人達に持っていかれるくらいなら、彼に全部あげることに悔いはないと彼女は言う。

 

それでも、カナダでは、1年以上一緒に住むとコモンローと認定され、別れる際は、基本、財産は50/50と言う恐ろしい法律がある。それでも彼女は気にしないと言う。残された人生、彼と楽しく過ごすために使うお金も欲しくはないし、それに終わりが来る時が来たとしても、この幸福な時間を知らずして死んでいくより、よっぽどマシだと彼女はすぱっと言い切った。

 

彼女は、才女で、しかも勝負師である。失うことを怖がっていては勝負は出来ない。そう、失うことが怖くない72歳、独り身の彼女にとって、この勝負に負けは無いのだ。

 

彼女が提案してきた”The Story Cafe”と言う名前のお洒落なイタリアンレストラン。こんなところにこんな素敵なカフェがあるんだと驚いた。お料理もお洒落で美味しくとても気に入った。彼と一緒に散歩をしているときに見つけたのと言っていた。あー彼女は、今、彼と幸せな日々を過ごしているんだなぁ。

 

カフェを出ると、少し日差しが柔らかくなっていて、相変わらず吹く風が心地よい。

 

また会おうねと言って彼女は私を抱きしめてきた。

 

“うん“

 

それだけ。それ以上何も言う必要はない。彼女の挑んだ大勝負を、私はそっと見守っているだけだ。

 

 

 

 

 

 

空港で、インド人が

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

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ある日のチェックインカウンター。今日のフライトは満席で、すでに長蛇の列。真ん中の席しか空いていないと言う最悪の状況。

”Next please!”

〜インド人編〜

バンクーバー発成田経由のデリー行き。要は、全てのインド人は帰国者。だから、インド人のじっちゃん、ばっちゃんの一時帰国に、孫から従姉妹まで、9人、10人と家族総出は当たり前。

問題なのは、家族総出で旅行する際。家族愛のめちゃ強いインド人は、どうしても一緒に座りたい。いやいや、当日チェックインカウンターで10名一緒に座りたいと言われてもそれは難しい。しかも、今日は満席だぜ。

日本人なら、まぁ仕方ないとその場では理解ある人を装って、後からしっかり、”サービスに満足いきませんでした”と、一方的見解のクレームレターを書くパターン。(超すかん!)

フィリピン人なら、“貴方のメガネ素敵“(他に褒めるとこ無いんかい!)と、歯も浮く様なお世辞連発作戦で詰め寄るも、無理だと分かれば、あんたにはもう用は無いと言わんばかりに手のひらを返す。(さっき褒めてたやん。)。

英語が苦手の韓国人は、なんでんかんでん“Yes“で、一緒に座れないことさえも理解せず、ニコニコしながら立ち去る。(いいのかなあ。)

中国人は、相手が聞いて様が聞いてまいが、分かってい様がいまいが、そんなことはお構いなし。ただただ、中国語で自分の言いたいことだけをまくしたて、意思の疎通ゼロのまま、でも何故か、カウンターから居なくなる。(????)

そしてインド人は、“疑い深く諦めが悪い“のか、“疑い深いから諦めが悪い“のか、とにかく諦めが悪い。(諦めないんだ、これが、全く。)

物理的にどう考えても無理なのに、それを理解しているだろうに、一向に諦めない。きっと、VIP用の秘密の席があると信じてやまないに違いない(そんなものは無い)。何時間でも、ギリギリまで粘る。そして、“いい加減にゲートに行かないと飛行機に乗り遅れるよ“という状況になって、しぶしぶゲートに行くも、ゲートで再び家族総出で抗議する。欲しいものを手に入れるまでどこまでも粘る、そのパワーが恐ろしい。

現在世界の人口ランキングで1位は、もちろん、中国の14億4000万人、2位がインドの13億8000万人。しかしながら、いずれ地球は、インド人によって支配されると信じて止まない。

インド人は、世界中どこに住んでいようが、どの国籍を所有していようが、ほぼほぼインド人同士でしか結婚しない。例えばバンクーバーにおいても、カナダで生まれた2世と言われるインド人が沢山いる。そのカナディアンであるインド人の若者でさえ、インド人同士の恋愛結婚か(家系の問題で意外に少ない)、それとも、自由恋愛の末、結局インド人と見合結婚というパターンがほとんどだ。そして、まるでねずみ講の様に、子供を5人も6人目も産めば、あっという間にインド人だらけ。血を継承する為に、純血の子孫を増やすことに、若者でさえ使命感を感じているとしか思えない。

何が違う?その使命感はどこから来る?宗教か?教育か?

なぜというよりも、どうやったらそこまで徹底できるのか、凡人で無宗教の人間の理解の枠を遥かに超え、だから、“世界征服の陰謀だ“と恐怖に感じるしかないのだ。

少子化と国際結婚により、そう遠くない将来、純血な日本人は全滅すると言われている。せっかく統計がそう言って、警告を鳴らしてくれているのに、危機感の乏しい日本人は、産むも選択、産まずも選択と(全くその通りではあるのだが)、友達夫婦を楽しんでいる内に、ホイホイと国際結婚に浮れている内に、いつの日か気がついたら、日本人による日本人の為の日本は、消滅しているのだ。怖いよ-〜。

後悔先に立たずとならぬ様、誰か何とかして〜〜。(国際結婚しているお前が言うな!)

 

~後書き~

ちなみに、個人的見解による“人種の傾向“の話なので、そこんとこ、よろしく。

 

 

空港で、韓国人が

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ある日のチェックインカウンター。今日のフライトは満席で、すでに長蛇の列。真ん中の席しか空いていないと言う最悪の状況。

"‘Next please!”

 

〜❤️イケメン韓国人編❤️〜

(ちなみに、個人的見解による“人種の傾向“の話なので、そこんとこよろしく)

 

韓国人も、相当英語が分からない。そして、どんな質問にも、満面の笑顔でYesと言う。

 


チェックインカウンターに立っているのは、結構イケメンの韓国人。日本のおばちゃんは、なぜか韓国人のイケメンに母性本能くすぐられ、弱い。

 


そのイケメン、御多分に洩れず英語が全くわからない。でも、おばちゃんは、イケメンに優しい。だから、ゆっくり、丁寧。でも、何を聞いても, 理解しているのかどうかは分からず、答えはすべて”Yes”。まあいい。

 


ただ、“Do you have any dangerous goods?”と言う質問の”Yes”は、スルー出来ないよね。優しいおばちゃんは、危険物の写真を見せながら、何とか”No”の回答を導き出す。

 


まあ、取り調べ室や法廷に行かない限り、YesをNoと言ったて、NoをYesと言ったって、何か損をすることはあっても、死にゃあしない。

 

 

 さらに、“Unfortunately, due to the full flight, you are sitting in the middle. “と続くと、もちろん、イケメンは、満面の笑顔で、“Yes“。 “分かってる~?。真ん中だよ、真ん中、僕〜“。でももしかして分かってるかもしれないしあんまりしつこいのもなんだし。で、イケメンは、笑顔のままカウンターを立ち去った。

 


“イケメン、言っとくけど、言ったよ、あたしゃー“。

 


まあまあ、この手の“よー分からんけど取り敢えずイエスマン“は、日本人でもあるあるだ。“分からないのでもう一度言ってください“と言う勇気がどうしても持てない。いやいや、気持ちはめっちゃ分かるけど、むっちゃリスキーだよね。全く。

 


さて、機内に入ったイケメン。ここからが典型的韓国人たるもの。自分が真ん中の席に座っていることが分かると、納得できない。説明されてなし。いやいやしただろう。

 

 

競争社会に育つ韓国人は、闘争心が強く、積極的で、実に負けるのが大嫌いだ。ましてや納得していないこと(いやいや、説明しただろ)を、日本人のようにまぁいいやでは済ませない。だから、イケメンも、もちろん、機内でCAを呼び出すことに躊躇しない。

 

 

結局、通訳として韓国人のエージェントを機内に呼んでの大騒動。やっと事は収まるが、ドアクローズは10分遅れ。おいおい、勘弁してよー、イケメン!

 


一方、もしこれが日本人なら、CAを呼無ことはしない。クレーマーの様で、恥ずかしいというプライドが邪魔をする。そして、ふつふつと湧き出る怒りは内にこもる。隣のでかいおっさんの肘が当たる度、直立不動で寝ている自分に気付く度、その怒りは10時間のフライトで積りに積もる

 


そして翌日届くクレームのメール。(やっぱクレームするんじゃん)

 


負けることにプライドを傷つけられる韓国人。負けたことを悟られることにプライドを傷つけられる日本人。最近ハマっている韓国ドラマが故に、私的には、分かり易い韓国人に賞杯あり。

空港で、フィリピン人が

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ある日のチェックインカウンター。今日のフライトは満席で、すでに長蛇の列。真ん中の席しか空いていないと言う最悪の状況。

‘Next please!”

 

〜フィリピン人編〜

(ちなみに、個人的見解による“人種の傾向“の話なので、そこんとこ、よろしく)

 

満面の笑顔でチェックインカウンターに来て、透かさずこう言う。あなたのカウンターになるといいなと思っていたのよ。だってあなたの笑顔が素敵だもの

 

見え見えのお世辞だが、そう言われれば誰だって悪い気はしない。まぁ出来る事はしてあげたいと思うのが人情。でも今日は満席。出来る事などほぼない。そして、席がまだ無い彼女は、当然真ん中の席に座ることとなる。

 

もちろん彼女はそうは簡単にその事実を受け入れることはない。流暢な英語を武器に、やんわり反撃に出る。そう、満面の笑みで、しかし、したたかにこう言う。きっと貴方だったら、何とかしてくれるわよね。“  

 

うまい!これがフィリピン戦略。まずはお世辞で、距離をクッと縮めて、そのまま押し切る。

 

けれど、残念ながら無い袖は振れない。すいません。本日は満席のためもう空いてるお席はこれしかないのですよ“。何かしてあげたいのはやまやまだけど、事実を繰り返すしか無い。

 

気持ちは、充分に、痛いほど分かる。誰だって10時間真ん中の席など座りたくはない。でも誰かが座らなければならないし、それが事前に席を予約していなかった自分だと言う事を受け入れようよ。

 

実らぬ押し問答の末、流石に悟る。こいつは私に何もしてくれない。

 

そして、悟るや否や、突然変貌。笑顔は消え去り、冷たい目で突き放す様にこう言いながらチェックインカウンターを去っていく。

 

役立たず

 

これが、フィリピン人の典型だ。自分にとって利益があると思う人にはとても人懐っこく、低姿勢。ただ一旦、使い物にならないと判断するとその切り替えは恐ろしく早い。

 

フィリピン人は生きて行くための知恵に長けていると思う。その象徴が英語教育だ。貧しいフィリピンにおいて、多くの国民は幼い頃から英語を学び、その流暢な英語を武器に先進国へ出稼ぎに行く。

 

そして、そこで仕事を見つけ、生きていく為の処世術が、笑顔と英語あり、何よりも勤労だ。異国において、自らの戦略で、自らの道を切り開いて生きていくたくましい人種。

 

どんなに遠い異国にいようと、愛国心という固い絆で結ばれているフィリピン人。そして、異国で頑張る彼らは、国を出ることの出来ない家族や友達にとってヒーローであるに違いない。

 

 

 

安物のシャンプーを買う女

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皆お肌の手入れに余念はない。だから、金も努力も惜しまない。評判の高級クリーム大枚叩いて買おうものなら、毎日鏡とにらめっこしながら、その効果を一ミリも見逃さない。ほらほら、シミ薄くなっているよねと、かなり希望的憶測による感想を一人呟く。

 

一方、シミ一つ、シワ一つ発見でもすれば、大事件。この世の終りだ~。なんとかしなければ!

 

ご心配なく。シワやシミの1つや2つなんてことありません。それが4つになり、4つが6つになる頃には、慣れます。歳を重ねると言う事は、一つ一つ現実を受け入れて行くと言うことに他ならないのです。(深いなあ〜)

 

そして、吉報です。それは貴方だけではなく、どう頑張ったって、整形大魔王の大地真帆でない限り、結局は最後的に、皆ばばぁになるのです。そこで、いきなりばばぁになるより、シミやシワを作りつつ、少しずつ周りの人に慣れていってもらいましょう。(どんな理論や)

 

ただ、ばばぁにも程度がある。だから頑張ることをやめてはいけません。その努力は貴重で、せっかく女として産まれたる者、幾つになっても女を捨ててはいけないのです。

 

さて、では、美意識高く、お肌の手入れを怠らない貴方、髪のお手入れ怠ってませんか?

 

髪も確実に歳をとります。顔や手の様にあからさまでないので、ついついおろそかになるけれど、実は誤魔化せない分、ばばぁになると、年齢が出てしまうのです。

 

髪は女の命と言うではないですか。髪を大切にすると言う事はシャンプーを選ぶと言うことです。シミとシワに命を掛けてきた貴方なのだから、高級クリームに大枚叩ける貴方なのだから、間違っても安物のシャンプーを使ってはいないですよね~

 

じゃあ、安物のシャンプーって、どのシャンプー?なんでダメなの?

 

まず、少なくともShoppersLondon Drugsで売っているクラスのシャンプーは残念ながら論外。

 

普段、食品の成分をチェックする人がいたとしても、シャンプーの成分まで気にする人は稀だと思います。実は多くのシャンプーには、ラウレス〇〇とつく成分が含まれていて、これが、かなりの悪玉。頭皮の必要な皮脂まですっかり取り除き、地肌を乾燥させてしまうので、フケや痒みの原因になるのです。

 

また、その中でも、ラウリル硫酸Naは、洗浄効果があり、清掃用の洗浄液に入っている成分と同じで、その洗浄力は抜群!それが大量に入っていたとしたら、ぞっとしますよね。

 

そして、そのボロボロなった髪を、あれスムーズじゃんと錯覚させるのが、シリコンなのです。

 

何という恐ろしい仕組み。

 

実は、私は、頭皮のアレルギーがあるため、普通のシャンプーで髪を洗うと、洗った瞬間から痒くなり、乾かした瞬間からフケが出るのです。

 

そこで、たどり着いたのが、まぁまぁそこそこ手が届くNIOXINOLAPLEXというシャンプー。これだとアレルギー症状が出ない。ところが、それらのシャンプーにもラウレス〇〇とつく成分が含まれているのです。

 

じゃあ、どうやってシャンプー選ぶの?と言うことですよね。

 

結論として、やはりシリコンが入っていないシャンプーを選ぶことが大切です。なぜならシリコンラウレス〇〇とつく成分の分量のバロメーターとなるからです。

 

もっと端的に言ってしまえば、10ドル以下で売っているようなシャンプーには、ほぼほぼシリコンが入っていると言う事で、シリコンが入っていると言う事は、ラウレス〇〇とつく成分の分量が半端じゃないと言う事なのです。私の髪は、油だらけの弁当箱じゃない!

 

次に、どこでシャンプー買ったらいいの?

 

美を追求することに何事も惜しまない貴方なら、専属のヘアドレッサーから、美容室で使っているラウレス〇〇とつく成分が入っていないシャンプーを購入するのがベストですよね。

 

でも、平民の私たちは、少なくともシリコンが入っていないシャンプーを使うと言うあたりで、手を打つしかないのですよ。

 

そして、餅は餅屋で、モールなどで見かけるシャンプー専門店のようなところで、店の人と相談しながら、自分に合ったシャンプーを見つけましょうと言うことになります。

 

努力はきっと報われる。そして、その努力は何の為?80歳になった時、その努力に何の意味があったのであろうか?と思うのであろうか。。。。

 

 


NIOXIN

Costcoで、No1がコンディショナーとセットでたまに、見かけます。38.99ドルくらいだったかな。コンディショナーも良いのでセットでこの値段はお買い得。

WinnersHomesenseで、やはりセットで49.99ドルでたまに見かけます。

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OLAPLEX No3

リッチモンドのヤオハンにあるSenda Salonで、34.99ドル。ここで自分に合ったシャンプーを探すのもオススメ。Sephora38.00ドル。

このシャンプーを使った後、髪がしっとりと落ち着く。なので髪ボリュームの多い人にオススメ。コンディショナーはこれだけの値段を出す価値は無いかもしれない。

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お股がこんもり

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いやいや恥ずかしながら、今の今まで気がつかなかった。誰も言ってくれないし。。。どうも、昔からその傾向があったらしい。それならそうと言ってよ!

 

お股にも肉付きがある。太ると、こんなとこにも肉がつくのかと思ったことがある。でもそれとは違う。

 

覚えているだろうか?

 

昭和世代がファションに息盛んだったあの頃、パンツ(昭和の友よ、イントネーションに気をつけよ)は全部ハイウェストだった。

 

それから、ローウェストになって久しくなるものの、三つ子の魂百まで“(ちょっと違うがまあそんなとこ)で、さらに、はみ出したお腹のお肉を収納するため、無意識にローウェストのパンツをぐいぐい引っ張り上げて履いていたことに、お股こんもりの原因があったようだ。

 

 

〜自白調書〜

 

ある日、待望のLululemonのパンツを購入すべく、まずは、試着室へ。サイズはぴったり。やっぱ履き心地バツグン。ラインも綺麗。満足!念には念の最終チェックで鏡を見た時、あれ、あれ〜?なんかもっこりしてない?

 

なんで? そのもっこりも普通ではない。リアルじゃん。やばいじゃん。落ち着け、落ち着け。何かが変なんだ。それは私か〜?パンツか〜?

 

パ、パンツだよ。パンツ(焦りの為、イントネーションが完全に戻ってる)

 

そこで、恐る恐るLululemonのローウェストのパンツを腰骨まで下ろしてみた。そうすると、なんかお腹周りの収まりは悪いけど、お股に余裕が出来て、もっこり解消。そうだよね〜。ローウェストのパンツはこうやって履くんだよね〜。よかった。私のお股は正常。

 

しかしながら、なんで今まで、誰も言ってくれなかっの〜?というか、普通もっと早く自分で気づくよね〜。不覚。。。💦

 

 

さて、ファッションは巡る。そして、今後、どうもハイウェスト傾向になるらしい。

それは、きっと我々にとってかなりの吉報である!。。と思う。

 

 

*注釈

 

いやぁ、もっこりはなんか卑猥で、タイトルをこんもりに変更。でも、やっぱ自白では、もっこりでしょう。笑